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タブコントロールをXPスタイルにする
WindowsアプリケーションをXPスタイル(Luna)の外観にする方法については、「VC++編 Windows XPスタイルの外観にする」、「MFC編 Windows XPスタイルの外観にする」を見てください。基本的にはこれでXPスタイルにすることはできますが、タブコントロールをXPスタイルにするとちょっとした問題が出てきます。
前回作ったプロジェクトをXPスタイルにすると、次のような外観になります。

XPスタイルだと、ウィンドウの色はグレーですが、タブコントロールはグラデーションがかった白色になります。ところが、この場合、タブコントロールの上に子ダイアログを貼り付けているので、ダイアログ部分だけグレーになってしまいます。これはちょっと格好悪いですね。
これは、Windows XPで追加された、Uxtheme.dllに入っているAPIを使って直すことができます。ですが、これはWindows XPでしか使えないので注意してください。Windows2000では、Uxtheme.dllがないので実行できなくなります。
まずは、Uxtheme.libをプロジェクトに追加します。ソリューションエクスプローラから、「追加」→「既存の項目」を選択します。

(Visual Studioルート)\VC\PlatformSDK\Lib\Uxtheme.libを選択します。

ウィンドウの外観を変更するには、子ウィンドウに対してEnableThemeDialogTexture()関数を使います。
| HRESULT EnableThemeDialogTexture(HWND hwnd, DWORD dwFlags); |
| 説明: |
ウィンドウのバッググラウンドテクスチャの有効/無効化 |
| 引数: |
hwnd:ウィンドウハンドル
dwFlags:有効/無効フラグ |
| 戻り値: |
正常な場合はS_OK。エラーの場合エラー値 |
dwFlagsにETDT_ENABLETABを指定すると、タブコントロール用のテクスチャが有効になります。では、コードを実装してみます。子ダイアログを作成した後に、子ダイアログのバックグラウンドをタブコントロール用に変更します。
BOOL CTabCtrlDlg::OnInitDialog()
{
CDialog::OnInitDialog();
SetIcon(m_hIcon, TRUE); // 大きいアイコンの設定
SetIcon(m_hIcon, FALSE); // 小さいアイコンの設定
// TODO: 初期化をここに追加します。
{
int err = 0;
CRect rect;
// 子ダイアログ作成
if (!err) if (!m_dlgTabName.Create(CDlgTabName::IDD, this)) err = 1;
if (!err) if (!m_dlgTabPrice.Create(CDlgTabPrice::IDD, this)) err = 1;
if (!err) if (!m_dlgTabNum.Create(CDlgTabNum::IDD, this)) err = 1;
// XPスタイル色適用
if (!err) if (::EnableThemeDialogTexture(
m_dlgTabName.GetSafeHwnd(), ETDT_ENABLETAB) != S_OK) err = 1;
if (!err) if (::EnableThemeDialogTexture(
m_dlgTabPrice.GetSafeHwnd(), ETDT_ENABLETAB) != S_OK) err = 1;
if (!err) if (::EnableThemeDialogTexture(
m_dlgTabNum.GetSafeHwnd(), ETDT_ENABLETAB) != S_OK) err = 1;
// 子ダイアログ移動
if (!err)
{
m_dlgTabName.GetClientRect(&rect);
rect.OffsetRect(20, 40);
m_dlgTabName.MoveWindow(&rect, FALSE);
m_dlgTabPrice.MoveWindow(&rect, FALSE);
m_dlgTabNum.MoveWindow(&rect, FALSE);
}
// タブ作成
if (!err) if (m_xcTab.InsertItem(0, _T("商品")) == -1) err = 1;
if (!err) if (m_xcTab.InsertItem(1, _T("単価")) == -1) err = 1;
if (!err) if (m_xcTab.InsertItem(2, _T("個数")) == -1) err = 1;
// 初期表示
if (!err) OnTcnSelchangeTab(0, 0);
}
return TRUE;
} |
では、ビルドして実行してみましょう。ちゃんと子ダイアログがタブコントロールと同じ色になっています。

この方法はWindows XPでしか使えないので、Windows2000などと互換性をとりたい場合は、プロパティシートを使うなど、他の方法を取らないといけません。
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